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自転車俳優・皆川ヨウジの自転車旅の記録

俳優・皆川暢二が自身のライフワークである自転車で、アメリカ大陸縦断&横断、台湾横断、西日本を周った時の旅の記録をまとめたブログ。一俳優でありながら様々なことにこれからもチャレンジしていきたいと思っています。

真夜中のハイウェイ

2014年5月30日アメリカ自転車縦断&横断
30日目 in バーストー 圧倒的晴れ


昨日はバーストに着いて、モーテルに泊まった。


週に一度はモーテルを使おうとこの旅を始めて思った。

Wi-Fiが使えて、ルートの設定・確認、荷物の整理、そして充電が心おきなくできる。


マクドナルドはWi-Fiは使えるがコンセントが無い店が多い。

この充電がかなりネック。

どっかコンセントがある場所を見つけては充電しての繰り返し。
充電式バッテリーは持ってるんだけどもしもの時のためにあまり使いたくない。



だからモーテルは自分がやりたいこと全てが整っている。


ちなみに内陸のモーテルとなると、マジで映画のノーカントリーの世界。


周りが乾燥した荒野の中にモーテルぽつり。


バビエル・バルデム扮する殺人犯が空気銃を持って、いつなん時襲ってきてもおかしくない雰囲気は整っています。



そんなモーテルの中で改めてこれからのルートを定めた。


当初はラスベガス経由でグランドキャニオンに行こうと思ったが、辞めて、バーストーからそのまま東に流れて、アルバカーキ、オクラホマ、セントルイス、インディアナポリスとう経由を使おうと思う。
アリゾナ、カンザス、ミズーリ、イリノイ州を通って行く。


グランドキャニオンはアルバカーキ手前の町、フラッグスタッフという町から行くことにした。


また進んでいく内に、ルートは変わるかもしれないが今の所これがベストだと思う。





朝、モーテル内でできる最大限の準備をぬかりなくする。



さぁ準備も万全、出陣じゃーーーーーーー!!!




ドアを開ける。




熱波が一気に体に襲いかかる。



0.2秒でドアを閉める。




ヤバァイ、暑いすぎる。



ドア開けるだけで覚悟いりすぎ。



こりゃマジで暑さとの闘いだ。


再度、意地で外に出る。


体に刺さってくるような太陽、パサパサに乾いた空気、外に立っているだけでうだるように流れてくる汗。


日本と違ってジメッしてない分だけいい所もあるんだけど、自転車を漕いでると目と喉がカラカラに干からびる。


サングラスは必須。


サングラスしないと本物の目玉焼きが完成しそうだわ。



そして深く息をすることができないから、浅く多めに呼吸する。

ハイウェイのコンクリの上はおそらく40度くらいの体感温度。



ただこの現状にどうこう言っても、誰かが打開してくれる訳でもない。
この状況を受け入れただひたすら漕ぐことに集中する。


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漕ぐことの集中を切らして、景色を見ると広大な大地が一気に襲いかかってくる恐怖に呑み込まれそうになる。


一瞬だけ見る広大な自然は、壮大さと優雅さを与えてくれる。
ただその自然の中に長時間いると、永遠にこの広大な景色が終わらないんじゃないかと思っていき、姿を変え脅威になってくる。



人生の中でこれだけの恐怖を感じたことはなかった。


この恐怖をごまかそうとただ無心に漕ぐ。



そしてニューベリースプリングスという、ガスステーションと小さいマーケットがある町に到着。


同時に後輪のパンクに気づく。
最近はあまり書いていないが結構な頻度でパンクしている。


前、後輪共にタイヤにヒビが入ってきており、変えが必要。
チューブも同じやつをずっと直して使ってきたけど限界。


ってか変えのチューブないこと完全に忘れてた。


タイヤもダメ、チューブもダメ。


自転車屋があるか尋ねたがやはりない。




ヒッチハイク確定。



夕方17時。



ガスステーションに来る人来る人に尋ねるが、無理と言われる。


そして20時今日はここで寝ることも覚悟しだした時、一人の男性が笑顔で声をかけてくる。


「どうしたんだい??」


「自転車が壊れてしまって次のニードルズっていう町まで行きたいんですけど、乗せてもえませんか??、、、」


「OK!!



今までのNOの嵐が嘘のように、あっさりとOKしてくれた。


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名前はモンティ。

写真ブレブレ。


過去に日本人の彼女が2人いたという嘘か本当か分からない感じで笑いながら言う。


とりあえず安心。
今は電車のレールの工事をしているけど、二年前まで先生の仕事をしていて、俺のハチャメチャな英語を笑いながら聞いてくれる。

懐の広い人だ。


この電車のレールの仕事、ほぼアメリカ全土にあるレールを修理するので、いつも長距離運転をして、移動しなくてはいけない。
ある意味その移動が仕事みたいな所もある。


今日もLAからフラッグスタッフの先の町ギャロップという自宅まで、計8時間。


相当ハードな仕事。でも給料はいいらしく教師を辞めマイホームを立てるためにこの仕事を選んだ。



待てよ。



フラッグスタッフ??



「良かったらフラッグスタッフまで一緒に行っていいですか?」


「もちろん!いつも1人で長い時間運転だから。誰かいてくれた方が助かるよ」



ありがとうございます!!!


グランドキャニオンへ行ける街、一撃GET。



これから約5時間、500kmの道を共にすることに。


すいませんこれは反則技でしょうか。


旅は偶然の出会いであり、必然の出会い。


こういうのは何かの縁。大事にしていかないと。


っという言い訳じみて聞こえるかもしれないけど、でも本当にこういう何気ない出会いは大事。


よし、俺はモンティが眠くならないように話して、盛り上げなくては。


5時間も2人きりで一緒にいるのはこの旅初。
5時間も退屈させないで喋るのは難しいと思いながらも、とにかくハチャメチャでもいいから喋った。


モンティ眠たくなると、車ブレブレ。


その旅に俺が声を張り上げる。


そして強引に盛り上げようと歌った。

しまいにはビートルズを一緒に歌った。



歌の力は国境超える。




後半、モンティは相当疲れていた。


仕事して運転してそれでも困っていた自分を車に乗せてくれ、笑顔を絶やさない。
むしろ俺に気を遣ってさえいる。



教師の仕事が好きで、今はマイホームを立てるために辞めたけど、お金が貯まったらまた教師を始めると言っていた。


教師という仕事がモンティには合っていると俺も思う。


それくらい人を包み込む寛容さを持っている。



街灯もろくに無い、真っ暗な道を始めて会った違う国の人と喋りながら車で進む。


真夜中の空を車のガラス越しに覗く。


そこには無数にきらめく星が輝いている。



旅の面白さ、奥の深さを感じる。



気づいたらアリゾナに入ってた。



そして真夜中の2時フラッグスタッフに到着。


野宿も考えたけど外の気温8度。
体おかしくなるくらいの気温のギャップ。


完全に逃げてモーテルへ。



モンティ、眠たい目をこすりながら一緒にモーテルを探してくれる。
そしてモーテルが見つかり、ここでお別れ。

最後まで微笑みながら一緒にいてくれた。



手を振りながら最後までモンティを見送る。



モンティ、ありがとうございました!!!



外の気温とは対照的に、心は少しほっこりしていた。




皆川暢二(ミナガワヨウジ)とは?


俳優・映像製作プロデュース・自転車旅と三足の草鞋を履いて現在活動しています。

1、映像・CM・舞台での俳優活動。
2、自身で立ちあげた映像製作団体OneGooseの作品プロデュース
3、ライフワークである自転車旅

映画製作の経緯
俳優として活動をしている中でふと、気づいてる内に受身になっていることに違和感を覚え、自分から発信して物作りをしていきたいと思い、2017年、同じ志を持ったメンバーでOneGooseという映像チームを発足。短編映画、アクションMVなど、自分達でアイディアを出し、それを実際に映像化して作品を作りあげようという団体。
2018年2月長編映画「melancholic」を撮影。9月都内試写会、そして全国各地での映画館上映を目指して、自身が動いています。


*OneGooseの作品については下記のリンクからご覧下さい

 
自転車旅の経歴

アメリカ大陸自転車縦断&横断 9000km(2014年5月〜8月)
カナダ・バンクーバーからスタートして、自転車でカナダ〜アメリカの国境を渡りシアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルスまで縦断して、そこから真反対のニューヨークまで内陸を渡りきり横断。
台湾自転車縦断(2017年2月)
台北からスタートして台湾の南湾まで。この時は友達と2人で縦断。
西日本自転車御礼旅 東京〜四国、九州一周(2018年4月〜7月)
 *皆川暢二のプロフィール・俳優としての過去の出演作品、そして過去の自転車旅の記録写真はインスタグラムに挙げてますので是非チェックしてみて下さい。

 直接何かありましたらメッセージも是非待ちしています😄
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【 2018/08/24 13:16 】

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