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自転車俳優・皆川ヨウジの自転車旅の記録

俳優・皆川暢二が自身のライフワークである自転車で、アメリカ大陸縦断&横断、台湾横断、西日本を周った時の旅の記録をまとめたブログ。一俳優でありながら様々なことにこれからもチャレンジしていきたいと思っています。

魂の歌

2014年6月18日アメリカ自転車縦断&横断
49日目 in   ルーズバッド       天気 晴れ

ぐうぁー!!


暑さ爆発。


もうテントの中サウナ状態。
汗をびっしょりかきながら起床。

漕いでも、寝てる間も汗をかく。


一日一体何ℓの水を摂取してるんだろう?


おかげで朝5時30分起床。


ハエのたくさんいるマックで朝食をとり、出発。


ハエの養殖でもしてるんじゃないかと思うくらいアメリカ、ハエ多すぎ。


それともただ俺に群がってるだけなのか。



今日のルートは吐き気がするくらいアップダウンの連続。


どういう気持ちでこんなルートを作ってるんだ。

相変わらず声を出し、気合いを入れて乗り越える。
そうやって自分を鼓舞しないと、気持ちの糸が切れそうでならない。


今日は予定より進めなく、Googleマップにものってない町、ルーズバットに到着。


いつも通りマーケットでビールを買い、飲みながら町を眺める。


するとここに住んでいる人からどこまで来たんだ?っと聞かれる。


ここまではいつもの流れ。


次はマーケットの店員のおばさんから同じ質問をされる。


その次はガソリンを入れにきたおじさんからまた同じ質問をされる。



そのあとも来る人来る人に質問される。



大袈裟ではなく8割くらいの人が自分に色々聞いてくる。


あれっ??


この町の人達の心の壁の無さはなんなんだろう?


決して特別扱いされる訳ではなく、地元の友達に会ってるかのように当たり前のことのように接してくる。


しまいには店員のおばちゃんが

「もし野宿するなら、この近くに公園があるからそこですればいいわ。水道もあるし、もちろん安全よ!」


こんなどこの馬の骨かも分からん奴に野宿場所まで教えてくれる。



こんなこと今までなかった。


この自然すぎるウェルカムさに少し動揺する。


その後教えてくれた公園に行き、いつものように辺りを伺いながらではなく、堂々と明るい内からテントを張った。


するとそこにさっきマーケットで会ったおじさんがやってくる。


「もし良かったら、この公園の隅でホースなんたらやってるから来るかい?ビールも好きならいくらでもあるし!」


「あっ、はい。是非!」


一体なんなんだ?
この後すごい落とし穴でも待ってるのか?




そして向かうと7人くらいの男の人達がホースなんたらをやっていた。

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すいません。名前がどうしても思い出せない。


このゲームは輪投げに近いゲームで鉄の棒に鉄の輪っかを5mくらいで離れた距離から投げ、棒の中に収まったら3点、1番棒に近い人が1点でお互い投げ合うというゲーム。

俺もトライさせてもらったけど散々だった。


毎週水曜日にやっていて今日が丁度その日。

ここら辺では有名らしい。



そしてゲームをやっているとある男の人がギターを弾きだし、歌いだす。



そして惹きつけられる。


俺は歌の専門でもなんでもないけど、このおじさんの歌には確実に魂があった。


歌に対しての愛情、情熱、そして生き様が宿っていた。

そしてこの生き様こそ、歌でも役者でも一番の根本。


テクニックももちろんその生き様を表現する一つの方法。
でも生き様自体は嘘をつけない。


何かをその日限り精一杯やったとしても、
そこに辿り着くまでの過程をおろそかにしてたらすぐ分かる。


嘘っぱちの生き様なんかじゃない。


このおじさんの歌には一朝一夕で築き上げることができない芯が深く根付いている。



聞いていると熱いものが込み上げてくる。


こんなに涙もろい人間じゃなかったんだけどな。


この旅の最中、ふとした時こういう瞬間が多くなってきて、完全に涙腺弱くなってきてる。


このおじさんの歌の動画をフェイスブックにも載せたんだけど、この動画の前にニールヤングの『Heart Of Gold』という歌を歌っていた。


この時はいい歌だと思って聴いていただけなんだけど、そのあとyoutubeで改めて聴こうとした時、このタイトルの日本語訳で『孤独の旅路』と書いてあった。


このおじさんが意図して歌ったのかは分からない。


でもこの瞬間、自分に歌ってくれてたんだと思った。


再び目頭が熱くなる。



かっこよすぎるよ。




その日は宴になり、ビールも3本程飲み、温かい人達の中で久々に気持ちも緩んだ。



立ち寄る予定なんかなかったこの町で、また新たな出会い、発見があった。



自転車じゃなかったら生涯この町を知ることもなかっただろう。


自転車で良かった。



テントに戻り、頂いたビールを飲みながら、おじさんの歌を聴いて落ちついて眠りについた。



皆川暢二(ミナガワヨウジ)とは?


俳優・映像製作プロデュース・自転車旅と三足の草鞋を履いて現在活動しています。

1、映像・CM・舞台での俳優活動。
2、自身で立ちあげた映像製作団体OneGooseの作品プロデュース
3、ライフワークである自転車旅

映画製作の経緯
俳優として活動をしている中でふと、気づいてる内に受身になっていることに違和感を覚え、自分から発信して物作りをしていきたいと思い、2017年、同じ志を持ったメンバーでOneGooseという映像チームを発足。短編映画、アクションMVなど、自分達でアイディアを出し、それを実際に映像化して作品を作りあげようという団体。
2018年2月長編映画「melancholic」を撮影。9月都内試写会、そして全国各地での映画館上映を目指して、自身が動いています。


*OneGooseの作品については下記のリンクからご覧下さい

 
自転車旅の経歴

アメリカ大陸自転車縦断&横断 9000km(2014年5月〜8月)
カナダ・バンクーバーからスタートして、自転車でカナダ〜アメリカの国境を渡りシアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルスまで縦断して、そこから真反対のニューヨークまで内陸を渡りきり横断。
台湾自転車縦断(2017年2月)
台北からスタートして台湾の南湾まで。この時は友達と2人で縦断。
西日本自転車御礼旅 東京〜四国、九州一周(2018年4月〜7月)
 *皆川暢二のプロフィール・俳優としての過去の出演作品、そして過去の自転車旅の記録写真はインスタグラムに挙げてますので是非チェックしてみて下さい。

 直接何かありましたらメッセージも是非待ちしています😄
⬇︎⬇︎⬇︎

皆川暢二ホームページ

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OneGooseチャンネル

【 2018/09/12 13:43 】

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